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IntelliStation Pro(インテリステーション・プロ)は、1997年から2008年まで展開していたIBMのワークステーションの製品名である。IBM PC 360・365の後継として1997年3月に発売された。Blade Workstation HC10 の登場により、製造販売を中止した。IBMによるPC事業売却の対象とならず、ThinkCentre・ThinkPadシリーズ売却の2005年以降もIBMで開発・販売されたため、Lenovoが販売する「ThinkStation(シンクステーション)」とは開発上の関連性はない。〔製品発表会において「IBMから買い取ったのではなく、レノボがゼロから設計した最新のワークステーションであり、レノボが投入する初めての新しい“Think”ブランドである」と説明。「IBMから買い取った事業ではありません」──レノボ、ThinkStation仕様公開 - 2008年01月22日〕この項では姉妹製品である「Intellistation POWER」についても記す。 一部のM PrpはローエンドモデルのNetFinity1000シリーズとハードウエア構造的に類似していた。 2002年2月には、POWERプロセッサをベースとするeServer pSeriesのワークステーションもIntellistationの傘下に収めた。 == 概要 == 企業向けクランアントコンピュータとして提供され、主に機械設計用のCATIAなどの3次元CADや、コンピュータグラフィックス性能を要求する業務用のアプリケーションソフトウェアを利用する。 インテル Pentium 4や、Core 2 Duoを搭載したM Pro(エム・プロ)、Xeon搭載のZ Pro(ゼット・プロ)、AMD製CPU搭載のA Pro(エー・プロ)のシリーズがある。エントリー向けワークステーションとしてEPro(イー・プロ)。日本もマーケット向けに、小型化したMProとして MPro SFFがラインナップに存在した。 IBMのサーバー管理ソフトウェアDirectorやRDMと連携できる仕掛けや、不具合が起きた際、故障個所をLEDの点灯で明示するLight Path を備え保守を容易にしている。オンラインでハードウェアのリビジョンやファームウェアバージョン、インストールされているアプリケーションのバージョン一覧を取得するツールを利用できるなど、PCと差別化のできなくなっている今日のワークステーションと比べ、前述の通りNetFinityやSystem p、System xと近しい関係にありサーバー譲りの独自機能が付加されていた。 高度な描画性能へのニーズに応え、NVIDIAのQuadroシリーズやATI FireProシリーズなど基板サイズの大きなビデオカード(選択式)を内蔵する。また、サーバと同様にディスクアレイコントローラを搭載し、RAID構成で稼働率の高い構成が採れる。 このように、CPUやビデオカード等の構成が多岐に渡るため、IBMおなじみの黒い筐体ながらIntellistation専用のものからNetVistaやThinkCentreと共通のものまでラインナップされており、シリーズによって大きさが異なる。またIntellistationの多くに共通する特徴として、NetVistaやThinkCentreなどに用いられていたIBMカラーであるブルーのアクセントが用いられていないあるいは使われている比率が少ない場合が多い. 2007年に後継のIBM BladeCenter HC10の登場により販売を終了した. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IntelliStation Pro」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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